エグジビット10契約は、NBAでのキャリアをスタートさせたい若手選手にとって重要な契約形態です。この契約は、NBAチームと選手の双方にとって柔軟性を提供し、特にドラフト外の選手にとって有利なオプションとなっています。
当ページではNBAのエグジビット10契約について詳しく解説します。
バスケを自宅でも練習して、ライバルと差を付けたいという方は必見です!
「ほしい!」と思った方は、大手スポーツ店には売っていないので、ご購入は以下の通販をご利用してください。
NBAのエグジビット10契約とは?
エグジビット10契約とは、フリーエージェント選手との契約の一種で、給与保障がない契約です。
この契約は一種のトライアウトの機会となる契約形態となっています。
チームはシーズン開始前にTwo-Way契約(NBAとNBAの下部リーグである「Gリーグ」の両方でプレーできる契約)に変換するか、契約を破棄することができます。
契約が破棄された場合でも、年俸は全額補償されません。
つまり、ドラフトにかからなかった選手がNBAに入るための狭き門に一歩踏み入れたと言ってもいいでしょう
エグジビット10契約中はトレーニングキャンプに参加可能
富永選手、ペイサーズのトレーニングキャンプ参加が現実的に。かつて馬場、渡邊両選手がNBA球団のキャンプに参加した際と同じエグジビット10契約はキャンプへの参加が認められる他、開幕ロスターを勝ち取れなかった場合でもペイサーズ傘下のGリーグチームで活動すると金銭的インセンティブがある契約。…
— Chris Sasaki (@chrisnewtokyo) July 5, 2024
エグジビット10契約は、NBAのキャンプに参加することも可能に。
NBAの超1流の選手やスタッフと共に練習できる経験は、非常に貴重なものです。
|
エグジビット10契約の給与はどのくらい?
エグジビット10契約を結んだからといって、必ず1年間の最低給与が支払われるわけではありません。
エグジビット10契約は通常、ノンギャランティー契約(年間保証がなく、給与は日割り計算)であり、選手が開幕ロスターに残れなかった場合、契約が解除されることがあります。
このため、プレイヤーがチームに残らなければ、その年の給与は全額が保証されません。
エグジビット10契約の詳細
- 契約の保証: エグジビット10契約は通常、ノンギャランティー契約です。これにより、選手がシーズン開始前やシーズン中に解雇された場合、残りの契約期間の給与は支払われません。
- 給与: ノンギャランティー契約であるため、選手はチームに在籍している期間に対して日割りで最低給与が支払われます。2023-24シーズンの0年目の最低給与は$1,119,563です。
- 日割り計算の例: $1,119,563(ルーキー0年目の最低給与) ÷ 365 ? $3,067.30が1日あたりの給与となります。例えば、選手が60日間在籍した場合、$3,067.30 × 60 ? $184,038が支払われます。
- ボーナス: 選手がチームのGリーグで60日間プレーした場合、$5,000から$50,000のボーナスが支払われます。
- Two-Way契約への変換: シーズン開始前にチームが契約をTwo-Way契約に変換することができます。これにより、選手はNBAとGリーグの両方でプレーする機会が得られます。
このように、エグジビット10契約の詳細には、ノンギャランティー契約の特性と給与の支払い方法が含まれています。
これにより、選手が契約期間中にチームに在籍している間は適切な給与が支払われることが保証されますが、解雇された場合はその時点以降の給与が支払われないことになります?。
エグジビット10契約から本契約に上がった選手
これらの選手は、トレーニングキャンプやプレシーズンでのパフォーマンスが評価され、Two-Way契約に昇格しました。
エグジビット10契約は、ドラフト外の選手にNBAでのキャリアをスタートさせるための重要な機会を提供します。優れたパフォーマンスを示した選手は、Two-Way契約や本契約に昇格する可能性があり、これが成功への道を開くことがあります。
エグジビット10契約は、NBAチームがドラフト外の選手を評価し、必要に応じて本契約に昇格させるための手段として活用されます。以下に、エグジビット10契約から本契約に昇格した注目すべき選手たちを紹介します。
- ダンカン・ロビンソン:
ダンカン・ロビンソンは、エグジビット10契約を経てマイアミ・ヒートとTwo-Way契約を結び、その後、チームの一員としてNBAで成功を収めました。
- ルー・ドート:
ルー・ドートは、オクラホマシティ・サンダーとエグジビット10契約を結び、最終的に本契約に昇格し、チームの重要なディフェンシブプレーヤーとして活躍しています。
- アレックス・カルーソ:
アレックス・カルーソは、ロサンゼルス・レイカーズとエグジビット10契約を結んだ後、Two-Way契約に昇格し、その後本契約を得て、2020年のNBAチャンピオンシップを勝ち取りました。
- クリス・ブーシェ:
トロント・ラプターズのクリス・ブーシェも、エグジビット10契約を経て本契約に昇格し、チームの中心的なプレーヤーとなっています。
- 渡辺雄太:
渡辺雄太は、ブルックリン・ネッツとエグジビット10契約を結び、その後Two-Way契約から本契約を得て、チームの重要なプレーヤーとして活躍しました。
がんばれ河村選手・富永選手!
さいごに まとめ
エグジビット10契約は、NBAでのキャリアをスタートさせたい若手選手にとって重要な契約形態です。特にドラフト外の選手にとっては、NBAのロスターに加わるための有力な手段となっています。この契約は、通常はノンギャランティーであり、選手がシーズン開始前やシーズン中に解雇される可能性がありますが、その間は日割りで給与が支払われます。また、Gリーグでのプレーによりボーナスを獲得することも可能で、優れたパフォーマンスを示した選手はTwo-Way契約や本契約に昇格するチャンスがあります。
ご覧いただきありがとうございました。エグジビット10契約についての情報が、NBAに興味を持つ皆様にとって役立つことを願っています。今後もバスケットボールの魅力を広めるために、さまざまな情報を提供してまいります。ご質問やご意見がございましたら、ぜひコメント欄にお寄せください。
コメントはお気軽に ご意見やご感想、ご質問などはこちらへお寄せください。