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nbaドラフトとは?仕組みやロッタリーの順番の決め方、年齢制限を分かりやすく解説!

NBAドラフトとは? NBAドラフト

Photo by bikeride from Canton, CT, USA, modified by b-fan.jp / CC BY 2.0

NBAドラフトは、毎年行われるバスケットボールファンにとって重要なイベントです。このドラフトを通じて、30のNBAチームが新たな才能を発掘し、チームを強化します。

しかし、そのルールや手続きは複雑で、理解するのが難しいこともあります。

このコンテンツでは、NBAドラフトの基本ルールからロッタリーの仕組み、ドラフト当日の流れまでをわかりやすく解説します。初心者でも理解できるよう、ゼロから丁寧に説明していきますので、ぜひ参考にしてください。

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NBAのドラフトとは?

NBAドラフトの様子

Photo by All-Pro Reels from District of Columbia, USA on Flickr / CC BY-SA 2.0

NBAドラフトは、NBAチームがカレッジや国際リーグの新人選手を指名して契約するための年次イベントです。
以下に、NBAドラフトの基本的な概要とタイムラインを示します。

NBAドラフトに関する主なイベント

NBAドラフトの主なイベント

ドラフトエントリー

  • 選手はNBAドラフトにエントリーすることで、ドラフトに参加する資格を得ます。アメリカの大学でプレーする選手は、通常3年次の終わりまたは4年次にエントリーしますが、早期エントリー(アーリーエントリー)も可能です。国際選手(米国外の選手)は19歳以上で自動的にエントリーされることがありますが、アーリーエントリーを宣言することも可能です。
  • 時期: 3月〜4月

ドラフトロッタリー

  • プレイオフに進出できなかった14チームがドラフトロッタリーに参加し、最初の4つの指名順を決定します。残りの指名順は、シーズン成績の逆順で決まります。
  • 時期: 5月中旬

ドラフトコンバイン

  • ドラフト候補者の一部が招待され、身体測定、運動能力テスト、インタビューなどを通じてNBAチームにアピールします。
  • 時期: 5月中旬〜下旬

早期エントリー撤回期限

  • エントリーした選手がエントリーを撤回し、大学に戻ることができる期限です。
  • 時期: 6月中旬

NBAドラフト

  • ドラフトは通常1日で行われますが、2024年からは2日に分けて開催されます。1日目に1巡目の指名が行われ、2日目に2巡目の指名が行われます。
  • 時期: 6月下旬

NBAドラフトの基本ルール

この章ではNBAドラフトの基本ルールとして、年齢制限や資格要件、ドラフトの順番の決め方を解説します。

年齢制限と資格要件 (One-and-Done)

年齢制限と参加資格
現在のNBAドラフトルールでは、高校を卒業した直後にドラフトに指名される資格はありません。ドラフト対象になるためには、選手はドラフトの年に19歳以上であり、高校卒業後1年以上経過している必要があります。したがって、高校卒業後すぐにNBAに進むことはできず、少なくとも1年間は大学または他のプロリーグでプレーする必要があります。

NBAドラフト指名されるための資格をまとめると以下の通りです。

  • 年齢制限: ドラフト対象の年に19歳以上であること。
  • 高校卒業後1年以上: アメリカの高校を卒業してから1年以上経過していること。
  • 自動資格:
    • 4年間の大学バスケットボールを完了している。
    • 高校卒業後、大学に進学せず4年以上経過している。
    • 海外のプロバスケットボールチームと契約してプレーした経験がある。

この高卒ルーキーすぐにNBAに加入させないルールは2005年に導入され、以降「One-and-Done(ワン・アンド・ダン)」として知られています。

One-and-Doneルールの背景

以前は、高校卒業後すぐにNBAドラフトにエントリーする選手が多くいました。しかし、これに対する懸念として、若い選手が精神的・身体的にプロのレベルに達していない場合がありました。そのため、2005年にこの「ワン・アンド・ダン」ルールが導入されました。

影響と議論

  • 選手への影響: 多くのトップ高校選手は、1年間大学でプレーし、その後すぐにNBAドラフトにエントリーします。このルールにより、選手は大学での経験を積むことができますが、大学バスケットボールは一時的なステップとして見られることが多いです。
  • 大学バスケットボールへの影響: 大学チームにとっては、短期間しか在籍しないスター選手を育てることになり、チームの長期的な成長に影響を及ぼすことがあります。
  • 議論: ルールの賛否両論があり、一部の人々は高校卒業後すぐにプロに進む選択肢を再び選手に与えるべきだと主張しています。

近年の動向

最近では、「ワン・アンド・ダン」ルールの廃止や変更についての議論が続いており、NBAとNBPA(NBA選手会)の間で新たな協議が行われています。将来的には、ルールが再度変更される可能性があります。

ドラフト指名の順番

指名順位の決め方
NBAドラフトでの指名の仕組みは、主にドラフトロッタリーとドラフトの2つの段階に分かれています。以下にその詳細を説明します。

1:まずは「ドラフトロッタリー」で1位から4位までの指名権を決める

対象チーム
  • プレイオフ進出を逃した14チームが対象。
仕組み
  • 1位~4位の指名順を決定するために、ドラフトロッタリーが行われます。
  • ロッタリーの確率は、前シーズンの成績に基づいて決定され、最も成績が悪かったチームには最も高い確率が与えられます。
  • 14個のピンポン玉が抽選機に入れられ、4つの番号の組み合わせで指名順が決まります。

実際のドラフトロッタリーの様子


NBAドラフトロッタリーはビンゴのようなものです。14個のピンポン玉(数字1〜14)からランダムに4つの数字が選ばれます。この数字の組み合わせが各チームに割り当てられた番号と一致することで、1位から4位までのドラフト指名順位が決定されます。

各チームの当選確率

NBAドラフトロッタリーでは、プレイオフ進出を逃した14チームが参加し、1位から4位の指名順位を決定します。各チームの当選確率は前シーズンの成績に基づいて決まり、成績が悪かったチームほど高い確率を持ちます。

*「1位タイ」というのは、成績が最も悪かった3チームが同じ確率(14.0%)で1位指名権を得ることを意味します。この確率は、NBA各チームの戦力の偏りを無くすためのルールです。

◆2024年の指名権を持つチームは以下のページにまとめています。

NBAドラフト2024 #いつ? #No1候補 #指名権 #モック
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「NBAドラフト2024はいつ?」 「1巡目指名指名権はどのチームが持ってる?」 「どの選手がNo1候補?」 当記事ではNBAドラフト2024年を楽しむにあたり、知りたい情報を網羅的にまとめてみました。 NBAドラフト2024の日程と会場
https://b-fan.jp/nba-draft2024/
チーム順位 1位指名確率 2位指名確率 3位指名確率 4位指名確率
1位タイ 14.0% 13.4% 12.7% 12.0%
1位タイ 14.0% 13.4% 12.7% 12.0%
1位タイ 14.0% 13.4% 12.7% 12.0%
4位 12.5% 12.2% 11.9% 11.4%
5位 10.5% 10.2% 10.1% 10.0%
6位 9.0% 8.9% 8.6% 8.3%
7位 7.5% 7.4% 7.2% 7.0%
8位 6.0% 5.8% 5.7% 5.6%
9位 4.5% 4.5% 4.4% 4.3%
10位 3.0% 3.1% 3.2% 3.3%
11位 2.0% 2.1% 2.2% 2.3%
12位 1.5% 1.7% 1.8% 1.9%
13位 1.0% 1.1% 1.2% 1.3%
14位 0.5% 0.6% 0.7% 0.8%

2:ロッタリーで決まった順番通りにドラフト指名をする

1巡目(1~30位)
  • ドラフトロッタリーで決まった最初の4つの順番の後、残りのチームは前シーズンの成績の逆順で指名順が決まります。
  • 各チームは1巡目で1名の選手を指名します。
2巡目(31~58位)
  • 1巡目と同じく、前シーズンの成績の逆順で指名順が決まります。
  • 各チームは2巡目でも1名の選手を指名します。

指名の流れ

チームの選択
  • ドラフトが開始されると、チームは順番に選手を指名します。各チームには持ち時間があり、その間に指名を決定します。
選手との契約
  • 指名された選手は、そのチームと契約交渉を行います。契約が成立すれば、選手はそのチームに所属することになります。

特記事項

トレード
  • チームはドラフト指名権を他のチームとトレードすることができます。これにより、指名順や指名された選手が移動することがあります。

このようにして、NBAドラフトは若手選手がプロキャリアをスタートするための重要なイベントとなります。

NBAドラフトに関するよくある質問と答え(FAQ)

NBAドラフトに関するよくある質問と答えを以下にまとめました。
その他にも質問がありましたらコメント欄までどうぞ!

ドラフトの基本情報についてのFAQ

Q: 指名された選手は必ず契約しないといけない?

A: いいえ、指名された選手は必ず契約しなければならないわけではありません。選手とチームが契約条件に合意しなければ、選手は契約しない場合もあります。

Q: 指名された選手の契約金・年俸はどのくらいでどうやって決められる?

A: 指名された選手の契約金と年俸は、NBAのルーキー給与スケールに基づいて決定されます。これは、選手が指名された順位に基づいて規定されており、年次で見直されます。

Q: ドラフトコンバインに参加していない選手もドラフトされる?

A: はい、ドラフトコンバインに参加していない選手もドラフトされることがあります。コンバインはスカウトやチームにアピールする機会ですが、参加しなくてもチームがその選手のパフォーマンスを評価していれば指名される可能性があります。

ドラフトの構造についてのFAQ

Q: 何巡目まであるの?

A: NBAドラフトは2巡目まであります。各チームは毎年2回の指名権を持ちます。

Q: 何位まであるの?

A: NBAドラフトは1巡目と2巡目を合わせて全60位まであります。30チームがそれぞれ2回ずつ選手を指名します。

ドラフトの規則と制限についてのFAQ

Q: 年齢の上限はあるの?

A: NBAドラフトには年齢の上限はありませんが、参加するためには少なくとも19歳である必要があります。

Q: 高校生は指名されない?

A: 現在のNBAドラフトの規則では、高校生はドラフト指名されません。選手は少なくとも19歳で、かつ高校を卒業してから1年が経過している必要があります。

Q: アーリーエントリーとは?

A: アーリーエントリーとは、選手が大学を卒業する前にNBAドラフトに参加することを指します。大学の在籍期間を短縮してプロに転向する意思を示すものです。

Q: NBAドラフト プロテクトとは

A: プロテクトピックとは、特定の条件下でチームが保護する権利を持つドラフト指名権のことです。例えば、ロッタリー(抽選)で上位の指名権を得た場合に、その指名権が特定のチームに移動しないように保護するものです。

ドラフトの記録についてのFAQ

Q: 過去の最年少のドラフト指名を教えて

A: One-and-Doneルールが導入された2005年以前は高校を卒業したばかりの新人選手(高卒ルーキー)が、最年少で入団できました。
つまり、最年少は18歳で入団が可能でした。現在のルールでは高校卒業後1年を経過してから19歳になる必要があります。

 


以上、NBAドラフトに関する基本情報とよくある質問への回答でした。ドラフトの詳細や最新情報は、公式サイトやニュースをチェックしてください。
バスケットボールの未来を担う新たな才能がどのように成長していくのか、ぜひ注目してみてください。

今後もNBAに関する情報や最新ニュースをお届けしていきますので、お楽しみに!

何かご質問があれば、コメント欄でお知らせください。
ご覧いただきありがとうございました🏀

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