PER(Player Efficiency Rating)は、選手の得点だけでなく、リバウンド、アシスト、スティール、ブロックなども含めて、「1分あたりどれだけ効率よく貢献したか」を表す指標です。
ざっくり言うと、数字が高いほど“中身の濃い活躍”をした選手と考えられます。この記事では、PERの意味、平均値の見方、すごい選手の目安、そしてEFFとの違いまで整理します。
バスケのPERとは?
PERは、バスケットボールの選手評価に使われる統計指標で、ジョン・ホリンジャーが考案しました。単なる得点数ではなく、プレー全体の効率を数値化するのが特徴です。
出場時間の長さに左右されにくく、短いプレー時間でもどれだけ濃く貢献したかを見やすいのが強みです。NBAの分析記事や選手比較でよく登場します。
PERで見る主なスタッツ
- 得点
- リバウンド
- アシスト
- スティール
- ブロック
- フィールドゴール試投数・成功数
- フリースロー試投数・成功数
- ターンオーバー
つまり、攻守の“結果”と“効率”をまとめて見る指標と理解すると分かりやすいです。
PERの平均と「すごい選手」の目安
PERはリーグ平均が15前後になるように設計されています。なので、15が基準点、そこからどれだけ上回るかを見るのが基本です。
| PER | 見方の目安 |
|---|---|
| 35以上 | 歴史的な大当たりシーズン |
| 30〜35 | 圧倒的なMVP級 |
| 27.5〜30 | 強力なMVP候補 |
| 25〜27.5 | リーグ最上位クラス |
| 22.5〜25 | オールスター級 |
| 20〜22.5 | かなり優秀な先発級 |
| 18〜20 | 主力の攻撃オプション |
| 16.5〜18 | ローテーション上位 |
| 15〜16.5 | 平均より少し上 |
| 13〜15 | 標準的なローテーション選手 |
| 11〜13 | 控え寄りの選手 |
| 9〜11 | ロスター争いのライン |
| 9未満 | 定着が難しい水準 |
目安としては、20を超えるとかなり目立つ選手、25を超えるとトップスター級と見てよいでしょう。
PERのメリットと注意点
PERは便利ですが、万能ではありません。使うときは長所と弱点をセットで押さえるのが大切です。
メリット
- 総合評価しやすい:得点以外の貢献も見える
- 出場時間を加味しやすい:短時間出場でも比較しやすい
- 歴史比較に使いやすい:過去シーズンとの比較に向く
注意点
- 守備の価値を完全には拾いにくい
- チームの速さや役割の影響を受ける
- 数字が高くても“勝利への実質的な貢献”と完全一致しない
PERは、選手を見極める“入口”として便利ですが、実際は映像や他の指標と合わせて見るのがベターです。
EFFとの違い
PERとよく比較されるのがEFFです。どちらも選手の効率を見ますが、PERはより調整が多く、EFFはシンプルです。
| 指標 | 特徴 |
|---|---|
| EFF | 計算がシンプルで、試合ごとの基本評価に向く |
| PER | リーグ平均や出場時間なども踏まえた、より細かい評価に向く |
まずはEFFで全体像をつかみ、より深く見るときにPERを使う、という使い分けが分かりやすいです。
バスケのEFFと計算方法は? #平均値や良い選手の目安も解説
NBAの高PER選手を見ると何が分かる?
PERの上位には、ヨキッチ、ジョーダン、レブロン、シャック、デュラントなど、時代を代表する選手が並びます。これは、「得点力がある」だけでなく、効率よく試合に影響を与え続けた選手が高く評価されやすいことを示しています。
ただし、PERのランキングはポジションや役割、出場時間、時代背景にも左右されます。単純な“最強ランキング”としてではなく、選手の効率を読む材料として見るのが正解です。
選手ごとのPERを調べる方法
特定の選手のPERを確認したい場合は、Statmuseが便利です。検索欄に「選手名 + PER」と入れると、シーズン別やキャリアの数値を確認できます。
たとえば、八村塁のような日本人選手や、NBAの主力選手の数字を見比べると、役割の違いが数字にどう表れるかが見えてきます。
まとめ
PERは、バスケ選手の活躍を1つの数字で効率的に把握できる指標です。平均は15前後、20を超えると優秀、25を超えるとトップスター級の目安として見られます。
ただし、PERだけで選手の価値を決めるのではなく、試合内容、役割、守備、チーム状況も合わせて見ると、より納得感のある選手評価ができます。





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