ロサンゼルス・レイカーズは2024年6月、元NBA選手のJ・J・レディックを新ヘッドコーチに迎えました。
本記事では、当時の就任背景を整理しつつ、レディックがどんな人物なのか、そして八村塁にどんな影響がありそうかをわかりやすくまとめます。
J・J・レディックとはどんな人?

レディックは、デューク大学出身の元NBAシューターです。現役時代は3ポイントシュートと試合理解の深さで評価され、引退後は解説やポッドキャストで戦術面の発信力を高めてきました。
基本情報
- 本名:Jonathan Clay “J・J” Redick
- 生年月日:1984年6月24日
- 出身地:テネシー州クックビル
大学ではデューク大で得点力の高さを示し、2006年のNBAドラフトでは全体11位でマジックに指名されました。NBAではオーランド、ミルウォーキー、クリッパーズ、76ers、ペリカンズ、マーベリックスでプレーし、どのチームでも外角シュートを武器に役割を果たしました。
指導経験は多くない
レディックの大きな特徴は、プロの現場でのコーチ経験がほぼないことです。現役引退後は主にメディアで活動しており、正式な指導歴としてはユースチームのコーチ経験が中心でした。
その一方で、解説やポッドキャストで見せる戦術理解は高く評価されてきました。レブロン・ジェームズと共同で配信する「Mind the Game」でも、オフェンスの組み立てや選手の使い方を理論的に語っており、そこがヘッドコーチ抜てきの大きな理由の一つと見られています。
レイカーズで目指すバスケ
当時伝えられていたレディックの方向性は、レブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスの負担を減らしながら、より整理されたオフェンスを作ることでした。
- レブロンのボール保持を減らし、オフボールでも機能させる
- デイビスを終盤の得点源としてより使う
- 周囲の選手に判断の余地を与え、動きのある攻撃を増やす
つまり、個の力に頼るだけでなく、シューターやドライブできる選手を組み合わせて、流動性のある攻撃を作ろうとする構想です。
八村塁への影響は?
八村塁にとっては、レディック体制はチャンスが広がる可能性があります。理由は、レディックが若手や役割の明確な選手を活かす考え方を持っているためです。
特に八村は、ウイングとしてのサイズ、フィニッシュ力、ミドルレンジ、スポットアップの3ポイントを備えているため、新体制のオフェンスで使いやすい選手です。ボールを長く持たなくても得点できる点は、レブロンやデイビス中心のチームで大きな価値があります。
一方で、役割がはっきりするぶん、守備やスペーシング、決定力の安定感はより求められるはずです。八村は「使われる選手」ではなく、戦術の中で価値を示す選手として見られる可能性があります。
当時の整理
レディック就任時点では、ヘッドコーチとしての実績よりも、戦術眼とレイカーズのスター陣との相性が注目点でした。加えて、ロブ・ペリンカGMやジーニー・バスらと面談を重ね、チーム作りの方向性を共有していたことも報じられています。
スタッフ候補としては、スコット・ブルックス、ラジョン・ロンド、ジャレッド・ダドリー、サム・カッセルらの名前が挙がっていました。経験者を周囲に置きながら、レディック本人が全体設計を担う形が想定されていました。
その後
レディックはその後もレイカーズの指揮官としてシーズンを進め、メディア出身の新任HCとして注目を集めました。就任当初に語られた「整理された攻撃」「主力の負担軽減」というテーマは、今後も評価の軸になっています。
現在の見方
今振り返ると、レディックの価値は「名選手だったから」ではなく、現代NBAの戦術を言語化できるコーチである点にあります。八村にとっても、役割を限定されるのではなく、スペーシングや守備、得点の切り替えで存在感を出せるかが重要です。
レイカーズのようにスターが多いチームでは、コーチの仕事は全員を動かすことではなく、勝ち筋をはっきりさせることです。レディックがその役割をどこまで実現できるかが、八村を含むローテーション全体の評価にもつながっていきます。




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